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プロフィール

有賀圭(ありがけい)

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場づくり研究家 コーチ

 

人間関係を深める場づくりに携わっています。

人との関係が良くなると、その人との間に起きる結果の質が変わってきます。

 

どうやって関係を良くしていけばいいのか、というと自分自身を整えるということにつきます。

自分自身を整えるというのは、心と体のセルフケアによって実現できます。

 

具体的には、組織ふうどの学習パターンにも書きましたが、一呼吸おくなど日々心掛けることによって手に入れることができます。

 

これからの時代は自分の状態を整え、周りの人といい関係でいることが本当に大切になってきます。

 

セルフケアには個人差があるので、心・体を整えることの得意、不得意があるかと思いますので、自分に合ったやり方を習慣化できるとよいと思います。

 

・発酵する組織について考えています

 

7年間お世話になってきた会社で組織開発の仕事をさせていただいて、振り返ったときにひとり一人が輝くための場を作るといのは、ぬか床のお世話をするようなことと共通していると気づきました。

 

人間が菌がないと生きていけないように、組織も人の持っている個性を生かしていかなければならないのです。

 

・発酵する組織

 

人事部の仕事に携わる機会では千人規模の組織を活性化するという命題の下、現場で実践させていただきました。

 

結論づけるには早いかもしれないのですが、組織の活性化とは発酵する組織を作ることだと言えるのではないかと考えています。

 

日本の食事における発酵の歴史は古く、お米とお水からお酒が造られるところまでさかのぼると千二百年前になるといいます。

 

日常的に発酵を取り入れた生活をしていると当たり前になり気づかないですが、私たちは多くの発酵食品を摂って今も食べています。

 

・ぬか漬けと組織活性化

 

ぬか漬けは発酵する組織をイメージするのにぴったりなのです。

毎日朝晩にぬか床の手入れをするわけですが、上にある床を取り出して、バットの手前に置き、つぎに真ん中、下の床と順に並べていきます。

今度は手前にある床を容器の下へ、真ん中、上と順に戻していくのです。

そうすることによって、上に集まりやすい菌を下にしてあげることができます。

 

手入れを怠ると、匂いが変わってきて、ぬか漬けの味も落ちてきます。

夏の暑いときには、冷蔵庫に入れて温度を一定に保たせてゆっくりと発酵させます。

冬場は元々菌の活性がゆっくりなので、漬ける時間を長くします。

私のすることはぬか床をかき混ぜながら目で見て、触って匂いからその日の様子を観察します。

 

組織を活性化では、このお手入れにあたるのが定期的なミーティングと、そこにいる人たちがどんな課題を抱えているか、自分の力を発揮してやりがいを感じられているか、職場の環境はどうかなど組織の声を聴くことです。

 

ぬか床にいる菌たちが元気に働いてくれるにはどうしたらいいかを本当は考えなくてはならないし、出来上がった結果だけに注目するのは、おいしいぬか漬けができたかどうかだけを気にすることになります。

 

・菌食の歴史について

 

そうやって菌について調べてみると、人間と発酵食品の長いつきあいが見えてきました。

人間と菌のかかわりについて考えてみると、実は私たちは菌によって生かされていると言えるのです。

世界中のどの国でも、昔から菌食としてキノコや発酵食品を食べてきました。

みそや醤油、ヨーグルトがその代表食品としてあります。

 

また、人間だけでなく、自然界の生物も何らかの形で菌食をとってきました。

発酵した植物を食べることは、腸内細菌の働きを利用して、多くの栄養素を吸収しています。

 

・メンバーの元気の源

 

どうしたら発酵する組織の中にいる人が元気でいられるのか、それは菌食を摂って腸内環境を整えて体調を管理することだと思うのです。

 

朝食抜きで、お昼にコンビニのサラダを3つ食べて、夜の会食に備えるというエグゼクティブ向けのダイエット法に取り組んでいたクライアントの男性から、胃と腸の調子を悪くしてしまったという話を聞きました。

その時思ったのが、この方の食事ではどのくらい菌食が取れていたのかということです。

 

発酵する組織づくりの要は、メンバーです。

ビジネスマンには手軽な菌食の取り方として味噌玉をおすすめします。

味噌玉の中身は、味噌、椎茸の粉、かつお節粉、いりこの粉、乾燥ネギ、乾燥ワカメ・・・

手作りの味噌でないと菌は生きていないので、できれば手作り味噌が理想です。

ビジネスマン向け味噌づくりワークショップに興味ある人はいるでしょうか。

作ったお味噌をお預かりすれば参加しやすいかなと考えています。

 

・食とコミュニケーションの道へ

 

思い返してみれば、この道に足を踏み入れたのはIT企業に勤めていたときに、機能性食品を朝晩食べていた男性が体を壊して退職していく様を目の当たりにしたからです。

学生時代に栄養士免許を取得したにもかかわらず、栄養士ではない道に進んだ自分は、いまさらながら栄養士として働いてみたいと思ったことがきっかけです。

 

偶然、栄養士サークルを主宰されている方から、オーストラリアでの栄養調査ボランティアとして栄養士を募集していることを知らせてもらいました。

オーストラリアといえば結婚式を挙げたタスマニアがあるし、何となくご縁を感じて応募してみたのです。

そこで合格したという通知を受けて、会社を辞めて参加することにしました。

 

アボリジニ栄養調査ボランティアは、オーストラリアの先住民族アボリジニたちが都会に出て住むようになり、その方たちの健康調査をするものでした。

 

帰国後に、あらためて栄養士での仕事を探してみると、就職活動の時に選ばなかったときと同様の理由で応募したい仕事が見つけられませんでした。

 

そこで、オーストラリアでの経験を得たことで食とIT企業時代に学んだコーチングで企業内コーチとしてやっていたことで、食とコミュニケーションというものをやろうと決断をしたのです。

 

・食×コミュニケーションの形を進化させる

 

2003年に食とコミュニケーションをやろうと思い立ち、コミュニケーションにかかわるコーチング、エグゼクティブコーチとしてやってきました。

 

日常的に料理を作ることも含めると、作る楽しさで満たされてきたのかもしれませんが、食を通じたコミュニケーションの場で一緒に楽しめる仲間がいたらいいと思います。

 

発酵する組織が大事だと思った仮説を手にして、仲間とのつながりを育んでいきたいと願っています。

 

・老木の花はまことの花

 

これからやっていきたいことは、発酵する組織を作ること。

誰かに話したくても、組織が発酵していく段階的な手法のイメージがまだわいていません。

 

なので、まずは個人セッションで阿吽コーチング、コーチングを受けるクライアントさんと阿吽の呼吸で進めていきながら、発酵する場を育てていきたいと思います。

発酵する組織を作りたい、というリーダーの方がクライアントとしていらして下さったらいいのにと思います。

 

何年か後に、日本には発酵する組織という考え方があるんだよ、と世界に伝える日が来るかもしれません。