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2019-03-13

理世の夏休み(その2)

おじいちゃんのトマト

理世 いただきまーす

マサ子 今日は理世の好きなスパゲッティよ

 

流星 さぁ質問です。このトマトは何色でしょう

理世 赤!

流星 そうだな、赤、しかしここは何色だ

理世 あ、種のところは黄色だ

 

流星 理世、トマトは赤だって誰が決めたんかな

理世 さぁ、神様じゃない

流星 神様か、神様はどこにおるんかね

理世 私知っている、お母さんが言ってた。神様はここだって

理世は自分の胸に手を当てて、ポンポンとたたきました。

流星 そうか芽以はそんなことを言っとるんだねー

 

理世 ねぇおじいちゃん、松ぼっくりって世界中にあるの?

流星 あぁそうかもしれんな

理世 松ぼっくりって、松の何なの

流星 どれどれネットにはこんなふうに書いてあるよ。

実がなる植物と違って、松は裸子植物といって、雌花に子房はなく、種子は裸出しているんだ。

だから松は果実を作りません、ですがそのかわり、種子を飛散しないようにとどめておく棚の役割をするのがこの松ぼっくりなんだ。
深く切れ込んでいる松ぼっくりの鱗片のひとつひとつの隙間に種子ははさまって育ちます。この松はクロマツで種子は風で種子を散布する風散布型。種子にはプロペラ翼のような羽根がついていて、成熟すると松ぼっくりの棚板から外れて空中に飛び立ちます。まだ成熟していなかったり、雨などで湿度が高いときには鱗片はぴっちり閉じられていますが、乾燥すると鱗片が反り返って隙間が大きく開き、種子が飛び立てる構造になっています。地面に落ちている松ぼっくりは種子の散布を終えたものですが、それでも雨の日には鱗が閉じ、晴れた日には反り返る形態変化を見せてくれます。

(テンキというサイトから、ホシノコウヤさんの説明を加筆引用)

 

おじいちゃんは理世に聞きました。

流星 僕たちは何のために生まれてきたのかわかるかい

理世 生きるため、かな

流星 思い出すために生まれてきたんだよ

理世 え、何を思い出すの

 

流星 理世、秘密は好きか

理世 好き、理世秘密大好きだよ

流星 その前に、理世の秘密をおじいちゃんに教えてくれないか

 

理世 いいよ、理世こないだゆうくんとキスしたの

流星 えーー、おじいちゃんは中学生の時にな・・・・

マサ子 あなた、まだ早いわ

流星 理世には負けんぞ。僕のエロは世界一だからな。さぁて、これから話すことは松ぼっくりの秘密よりも、もっとすごい秘密だ。でも一晩寝たら忘れてしまう魔法をかけるので、理世はきっと覚えていられないだろうな。

 

<トマトの秘密>

流星 色と音と図形というのが、この世の中で目に見える、耳に聞こえる世界では大事なんだ。さっきもトマトで聞いたが、トマトの色、音、形はどんなかいな

理世 トマトの音って何、トマトって音があるの

流星 ほら、トマトじゃなくて、トメートだって畑に行くときに理世が言ってくれたじゃないか。トマト、トメートって音が違うだろう。理世、このトマトはどっちだ

理世 んー、このトマトはトマトかな

流星 形はどうだ

理世 丸

流星 本当か、切り口を見てごらん

理世 あ、ここに三角があるね

流星 そうだな

理世 三角の部分と丸と、あと葉っぱは緑だった

流星 いいぞ理世、トマトの色、音、形、見方によって、全然違うだろ。色はスペクトル、音はソニック、図形はホログラムだ。おじいちゃんのトマトはおいしいぞ、なんでかっていうと、神聖幾何学で農業をやっているからなー。

 

理世 シンセイキカガクって何、おじいちゃん魔法使いなの。理世も魔法使いになりたい

流星 ハハハ、理世はもう魔法使いだよ。理世は無から有を生み出すだろ。ご飯食べたらうんこ出るだろ。ほら、何もないところから作ったやろ、すげー、魔法だ。

理世 え、だって、理世はご飯食べたよ

流星 ほー、そしたらご飯からうんこをつくったんじゃ、すごいぞ。理世は学校でうんこの作り方習ったんか

理世 おじいちゃんそんなの習うわけないじゃん

マサ子 ほーら、あんたたち、食卓で汚い話はやめてちょうだい

流星 なーに、うんこは汚いって誰が決めたんだ

マサ子 はいはい、もうご馳走様にしましょう

理世 ご馳走様でした

 

<意識の秘密>

マサ子 理世、お風呂に入ったら

理世 うん、おじいちゃんと一緒に入る

流星 なぞなぞだ「上は大水下は大火事」って何のことだ

理世 お風呂でしょ

流星 お、当たりだ、五右衛門風呂、火を起こして薪で水をわかして風を入れてどんどん強くしていくのよ

理世 おじいちゃん、お風呂に入るとき熱くないの

流星 気を付ければ熱くないが、気を付けなれば熱いときもある。いいか理世、おじいちゃんはもうそんなに長くない。だから理世にはおじいちゃんが知っていることを何でも話すからね。理世は意識って知っているか、意識を意識するってやったことあるか。意識しないでお風呂に入ると熱いが、意識をして入ると熱くないんだ。お風呂のこの部分は熱いって知って、足を入れるからね。何も考えないで足を入れれば、ちょーアチーってなるわけだ。だから体のすみずみまで意識をすることが肝心なんだよ。

理世 今日お味噌汁飲んだ時に熱かったよ

流星 そうか、味噌汁は熱いかもしれないって意識しておくことは大事な。意識が意識を意識する。意識を一式変える。なんちゃってー ハハハ。

理世 呪文みたいだね

流星 そうだ理世、呪文だ、言霊(ことだま)はとっても大切だ。理世はかわいい、な、気分いいだろ。おじいちゃんはめったにほめんぞ。

<眠りにつく>

マサ子 さぁ、理世ちゃん、もうお休み。

流星 理世のお父さんはロケット作っているんだろ

理世 そうだよ、パパは作るから今は遠くのオノコロ島に行っているんだよ

流星 あーオノコロ島か、ロケットで宇宙へひょいといく時代になったもんだ。まぁ宇宙はここにあるんだがな・・・

理世 おじいちゃん、宇宙のお話してー、理世も宇宙に行きたい

そう言いながら、理世は眠りについたのでした。

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