カタチを創る(その3)
次は水のエレメントを創ってみようか。水は三角が何枚あるかな。
いち、に、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20
20だね。20面の正三角形が入っているから、正二十面体と言うよ。
そしたら頂点はいくつかな。
12!
そうだね。このとんがりの部分は5角形なんだけど、よく見ると三角形でできているね。
12ってとても大事な数字だよ。12のものって何か理世は知っているかな。
うーん、十二指腸、おお!ほんとだ。十二がつくね。
こないだ先生が十二指腸のお病気になったの。
そうか、学校の先生も大変だからな。
他には12ってあるか、これから生活の中で見つけていこうね。
おじいちゃん、この真ん中は何なの。
この中はうずなんだ。本当は見えないうずを表すとこんなふうにズレて交わっているんだ。
ずれが生れることによってね、このあとスピリットと交わると電気が起きるんだ。
三角形は全部の角を足すと180度だよね。それが20面あるから、3600になる。
3600を一桁ずつ足すと3+6=9になる。
3600度は円を形づくる360×10ともなる、10回転ってことだ。
くるくる くるくる くるくる 10回廻るそういうエネルギーが入っているよ。
水が奇麗にできると、本当に美しいね。
理世も水、創りたい。
よし、じゃあどっから創っていこうか。
三角、三角、この盛り上がった三角を創るのにはどうしたらいいかな。
じゃあすごいヒント、最初に話した五角形覚えているかい、五角形を探してみて。
あった、お星さまみたい。
そうだね、お星さまが立体になっているね、この形からやっていこうか。
中のうずは後からでも付けられるしね。
ねー、おじいちゃん、理世この形好き。
うん、うん、好きな形があるっていいね。
水のエレメントの中に、こんあにたくさんの数字が隠れていることを知った理世は、正三角形が180度÷3=60度ということもわかって、60×5=300、平面的には300だけど、立体にするとまるで球体のように見えるこの形に少しずつ触れ、高さや奥行きのある世界観を感じていきました。
立体の数字の世界、これが宇宙を構成するもとのもとになっているなんて、今は知らなくていいんです。
美しく創られた形が、キレイって感じたり、見えないうずが見たり、魂を込め創られた形(かた)霊(だま)は見る人の心を揺さぶり、もっと知りたいと自然に仲良くなっていくものです。
そして見るものに懐かしさを感じせるのです。おじいちゃんの形霊は本当に美しくて、ずっとずっとそばにいたくなってしまうくらい理世をとりこにしました。
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